ファンダムとは、特定のコンテンツや商品、人物などに熱狂する集団やその活動を指します。それらの経済活動はファンダム消費と呼ばれるそうです。ファンダム消費はインターネットやSNSの登場で、凄まじいスピードで加速しています。
登場前は、各個人の活動が多くて自分の自己満足の要素が強かった・・・
例をあげると、ガンダム好きとか、鉄道好きとか、アイドルのファンなどです。主な情報収集源は雑誌であったり専門誌、ファンクラブなどがあげられます。個人の趣味やオタクの範囲で行われていたものが、インターネットとSNSの出現によって、「〇〇さんも、好きなんですか?実は私も昔から好きで、ズーッと集めてるんです。」みたいなことが一瞬にして行われるようになりました。情報収集はインターネットに変わり、同じ志向の人とSNSで共感する。それが集団となり、ファンダム消費に繋がるのです。
この考え方は面白いですが、危険も潜んでいます。熱狂する集団は、時に間違った思想になる恐れや過度な期待を圧としてかけます。爆発的だからこそ、注意が必要なのです。ファンダムを管理するといったところでしょうか。
ファンダム消費の最もな事例にBTS(防弾少年団)があります。
BTSがアメリカのビルボードランキングで1位を獲得できたのは、ファンダム「ARMY(アーミー)」の存在が大きいのではないでしょうか?しかし、過度な期待は本人達を知らず知らずのうちに苦しめます。その結果、グループでの活動を休止したこともあります。そのせいではないにしろ、要因の一部としてはあると思います。
話の大きさは違いますが、フィットネスクラブでも似たようなことがあります。
人気インストラクターのファンです。良い時はスタジオが満員になり、イベントをしても集客抜群、物販も売れたりします。しかし、注意を怠るとファン同士のトラブル、インストラクターへの圧、その他の迷惑行為が発生します。
適切な管理とインストラクターとのコミュニケーションが大事です。
私は適切にインストラクターとの関係が築けているクラブってそんなに多くないと思っています。
簡単に言うと、クラブとインストラクター、両方とも何か勘違いしている。
もちろん、良質な関係を築けている例もあると思いますが・・・
この両方の勘違いを是正するだけで、クラブの会員数や集客力に良い影響が出ると思います。ひいては、ファンダム消費に繋がります。
インストラクターとはそれぐらい価値があるものだと私は考えています。
もっとインストラクターの価値を伝えていきたい、それにはインストラクター方々にも変わってもらわないといけないことも多々ありますが、ファンダム消費は、そのポイントの一つです。
フィットネスビジネスにファンダム消費を活用するには、インストラクターと一緒にクラブ運営を考えることからスタートしてみてください。
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