STAFFコラム

これからのフィットネス業界について

・新型コロナウイルス感染症により大きな影響を受けた

フィットネス業界は、近年は健康志向の高まりや、小規模スポーツジムの進出などにより、成長が続いていましたが、2020年からのコロナ禍により大きな影響を受けました。
特に、屋内施設での運動が避けられる傾向にあるフィットネスクラブは、利用者数や家計支出が大幅に減少しました。また、休業要請や時短営業などを各自治体から求められ、休会者が増えたり会費の返金などが経営に大きな影響を与えることになります。
一方で、コロナ禍でも健康志向はより高まり、屋外で手軽に行えるウォーキングやトレーニングなどのスポーツの実施状況は増加しました。フィットネス業界は、コロナ禍からの回復に向けて、利用者のニーズに合わせた新たなサービスを提供する必要があります。

・求められるサービス

コロナ禍にはオンラインサービスや自宅で利用できるトレーニングマシンなどの需要が高まりましたが、感染拡大が収束するにつれてリアルの施設やサービスに戻ってきています。特にパーソナルジムや24時間ジムは様々な形で広がりを見せていますが、これらのサービスや業態は安心して運動できるとともに、利用者のニーズやライフスタイルに合わせて柔軟に選べるというメリットがあります。


その中で、我々が事業として展開しているのは、小規模型の施設で高齢者や女性、そして子供たちを中心としたサービス、そしてメディカルフィットネスのサポートです。

・介護保険適用の運動型デイサービス
・フィットネススクール型のスタジオ(ヨガ・ピラティス・健康体操・ダンスなど)
・ジュニアダンススクール、スイミングスクール(業務請負)

・メディカルフィットネスのコンサルティング

超高齢化社会を迎えている日本では、自立支援や予防という面の効果的なサービスとして、今後も需要が高まると思いますし、フィットネススクール型の健康増進は指導者と参加者のコミュニティの構築、様々なプログラムから選択できる、少人数なので感染症などの観点からも安心して利用できます。また、少子化がものすごいスピードで進んでいる日本ですが、子供たちの習い事に関しては新たなにダンスというカテゴリーが中学必修科目となったのを皮切りに浸透してきています。

・医療機関とフィットネスについて

医療機関とフィットネスの関係として、注目されているのが「メディカルフィットネス」です。
メディカルフィットネスとは、医学的エビデンスに基づいて運動指導を行うフィットネスサービスで、生活習慣病の予防・改善や健康寿命の延伸などに効果的です。
メディカルフィットネスは、医療機関が運営する場合と医療機関と連携する場合があります。医療機関が運営する場合は、医療法第42条に基づいて「疾病予防運動施設」として届け出をする必要があり、利用者は、個人の健康状態や目的に応じたオーダーメイドの運動プログラムを受けることができます。

我々が多くサポートしているのが、「医療機関が運営するフィットネス施設」です。医療法人や大学病院などが、自らの敷地内や近隣にフィットネス施設を設置し、医師や看護師などの医療従事者が運動指導や健康相談を行ったりします。

詳細は下記の実績紹介をご覧ください。

メディカルフィットネスは、生活習慣病の予防・改善や高齢者の自立支援などに効果的なサービスとして、今後も需要が高まると考えています。需要を高める要因としては、以下の3つです。

少子高齢化社会の進展:日本は世界でも有数の高齢化率を持ち、2020年時点で65歳以上の人口が約3600万人(全人口の28.7%)に達しています。高齢者は健康維持や介護予防のために運動を必要としており、医療機関や専門家と連携したメディカルフィットネスを求める傾向が強まっています。

健康意識の高まり:新型コロナウイルス感染症の流行やテレワークの普及などにより、自身や家族の健康に対する関心が高まっています。メディカルフィットネスは、医学的エビデンスに基づいた運動指導や健康相談を提供することで、健康増進や免疫力向上などの効果を期待できるサービスとして注目されています。

ヘルステックの発展:ICT(情報通信技術)を中心とする「医療・健康×テクノロジー(ヘルステック)」が急速に発展しています。ヘルステックは、ウェアラブルデバイスやアプリなどを用いて、個人の健康状態や運動量などを測定・管理・分析することで、適切な運動指導や健康相談を提供することが可能になっています。メディカルフィットネスは、ヘルステックと連携することで、より個別化されたサービスを提供できるようになっています。

・最後に

上記のようなことから、我々は当業界で重要な役割を担っていきたいと考えていますし、同じ想いを持った同志と縁で繋がっていきながら、事業展開と微力ではありますが社会問題を解決していきたいと思います。
ご興味がある方は気軽にお問い合わせください。記事も随時更新していますので、定期的に当サイトにきてもらえれば幸いです。

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