今のフィットネス業界の現状は、結局フィットネス参加率4%の取り合いとなっているのでは・・・。
その原因の一つとして正しく戦略を理解することができていない!があると思っています。
情報交換レベルで雑談していると、ブルーオーシャンやレッドオーシャンというフレーズが出てきます。
「24時間ジムはもうレッドオーシャンの業態でしょう。」「まだこの地域はブルーオーシャンかもしれない」などなど。
4%の争奪戦と書いたのは、自分達はブルーオーシャンをいっていると思っていてもそうではない可能性があるのでは?レッドオーシャンとは何を指しているのか?という思いからです。
そもそも、ブルーオーシャン戦略を正しく理解できているのか?は勉強する必要があるかもしれません。
ブルーオーシャンとは・・・新規事業、まだ流行前の市場、競合が少ない地域などと理解していませんか?
間違いではありませんが正しくはないというところです。戦略ですから主体的に理解する必要があります。
簡単に言えば、「どうやって競争と無関係でいるか?」ということです。
新しいことをする、競争が少ない市場、ということではありません。
ブルーオーシャン戦略をとっていくうえでの簡単なポイント
・業界常識から取り除くべきものは何か?
・業界標準と比べて減らすべきものは何か?
・業界標準と比べて増やすべきものは何か?
・業界で存在しない追加すべきものは何か?
フィットネス業界の低価格型ジムをモデルに全てではないですが簡単に当てはめてみます。
取り除く:プール、スタジオ、フロント、ロッカー、シャワー、更衣室など
減らす :人、接触、価格など
増やす :マシン台数、???、???
追加する:???、???
「???」に入ることを考えてみてください。こういった形で戦略を練っていきます。増やすだけでなく減らすことだったり、取り除くだけでなく追加することも大事です。
次に代替産業と比較します。
顧客視点に立ち、あなたの産業と代わりになりうる産業を考えてみます。例えば、ダイエットしたい!と思い立った時に何を選択肢として並べますか?運動する、サプリを飲む、エステに通う、食事制限をする・・・色々な選択肢がありますよね。そういった他の産業の取り組みを学ぶことでヒントが浮かんでくるかもしれません。
そして、同じ産業の他のグループと比較してみましょう。
最近のフィットネス業界で言えばライザップやカーブスが新たな市場を創造しました。そういったところのビジネスモデルや取り組みを学ぶことも大切です。
最後に注意するべき点です。
既存顧客を意識重視しすぎると新規需要の創造は難しくなる。基幹事業であってもブルーオーシャンは存在する。
最新テクノロジーがなくてもブルーオーシャンは見つけられる。その他にも色々なポイントがありますので、1度ブルーオーシャン戦略を正しく理解しておくことをおすすめします。
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