STAFFコラム

VUCA(ブーカ)時代

最近、「VUCA時代」という言葉をよく聞きます。VUCAとは、一言でいうと「先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態」を意味するそうです。元々は1990年代後半に軍事用語として発生した言葉で2010年代に入ると、昨今の変化が激しく先行き不透明な社会情勢を指して、ビジネス界においても急速に使われるようになったそうです。

V:(Volatility:変動性)
U:(Uncertainty:不確実性)
C:(Complexity:複雑性)
A:(Ambiguity:曖昧性)

分かりやすいところで言えば、今回の新型コロナウイルスのパンデミックです。その他、地球温暖化に伴う気候変動や異常気象、台風や地震といった災害など予測が困難な事象があげられます。また日本社会で言えば、少子高齢化や年金問題、仕事においては終身雇用や年功序列の崩壊などあらゆる分野で「先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態」です。想定外のことが次々と発生する時代といったところでしょうか。

こういった時代に求められる力ってなんなんだろう。

まずは、自ら考え行動に移す力が必要です。今後の20年で多くのことがデジタル化されたり、AI化されていきます。そんな中、代替え不可能なのは「考える能力」です。人間にしかできない「考える力」にフォーカスし、高めていく必要があります。そして、その考えや行動に想いを持つことです。

フィットネス業界は低価格と無人化に大局としては進んでいますが、その一方で「人」の価値やつながりにフォーカスしたビジネスモデルが知らないところで拡がっています。多くのクラブが売上、会員数、損益計算書を追いかけることに必死で一番大切な会員様(顧客)を無視しています。

コロナ禍にホームフィットネスやオンラインフィットネスが一時流行しました。今となってはどうでしょうか?
一部は生き残ってますが、ほとんどが淘汰されました。そういったものは本流にはならないことは歴史が証明しています。否定しているのではなく、+αもしくは掛け合わせることの価値として大きな武器となるということです。

話を戻して、「想いは仕事の質に影響する」が私の考えです。上辺だけの仕事は代替えできるかもしれませんが、想いをのせた仕事というのは簡単には代替えはできません。そういった部分がこれからの時代に超重要だということです。

今やっている仕事に想いはのっていますか?

その想いをのせるためには・・・自分を知ることですよ。

本当にやりたいこと、なりたい自分など、この心の底からの願いを明確にし、具体的に言葉にすることが極めて大切です。

こういったことを繰り返し自問自答することによって自己理解が深まります。すると、仕事が自分事になり、自然と仕事に「本気」で取り組めるようになります。そうである人とそうでない人の想いの差は思っているより大きいです。それがイコール、「仕事の質」に影響します。

VUCA時代を生き抜く胆力を身につけていきましょう。

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