最近、24時間ジムFC募集のWEB広告が頻繁に現れます。私自身がフィットネス関連の情報にアクセスすることが多いので仕方がありませんが・・・ここ最近のフィットネスビジネスの主流は24時間無人運営です。
そういった広告のキャッチメッセージは「完全無人運営」「高利益率」「年間利益〇〇〇〇万円以上」など、人手がかからなくて儲けれるみたいなことばかりで利回り20%以上と表示している企業もあります。常識知識がある人ならこの広告がいかに低レベルなのかは理解できると思います。
そもそもフィットネスジムをフランチャイズ加盟して展開する意味ってどういったところにあるんでしょうか?
例えばコンビニであれば、毎日の商品供給や物流コストの効率化、CMやチラシなどの広告に関するメリット、ブランドからくる認知度や安心感などフランチャイズに加盟する意味は多岐に渡ります。
フィットネスジムは?
・開業から実際の運営までサポートをしてくれる
・マシンやシステムを用意してくれる
・人によるサービス提供がありの場合、教育をしてくれる
・複数店舗あると利便性が高まる
・広告宣伝の効率化
・集合知の共有
みたいなことでしょうか?こういったことを本気で実行しているフランチャイザー(本部)って少ないと感じています。上記のほとんどは、信頼できるコンサルタントやアドバイザーに頼めば安価に解決できます。わざわざ、フランチャイズ加盟して多額の費用をかける必要ってないんですよね。しかも永遠にロイヤリティを詐取される。
もちろん全てのブランドを否定している訳ではありません。
ここでもコンビニに例えますが、もし加盟するとしたらでアンケートを取ると、「セブンイレブン」「ローソン」「ファミリーマート」が99%を占めると予測できますよね?
フィットネスジムも同様で、一部のブランド以外は加盟する意味ってほぼないと思いますし、加盟しなくても足りない部分は他で補うことが可能です。
ではなぜ?こんなにフィットネスジムもフランチャイズ募集が乱発しているのか?
それは新店舗を出店することでフランチャイザー(本部)にご利益がふんだんにあるからです。
加盟金やロイヤリティに加えて、出店時にかかる費用の掛率を調整して差益を法外に出していることが多いのです。特にマシンやシステムはあるあるですね。建築や内装に関しても同様です。
そして、オープンしたらほったらかしというパターン・・・
本当であれば、加盟することによってグロス効果が得られるはずなのに、そこで差益を法外に取られている。百歩譲ってフランチャイザー(本部)として、しっかりサポートするのであればよいのですが・・・それもしない。
広告宣伝費についても同様で、フランチャイザー(本部)で何かしていると言えば、HP関係ぐらいで加盟のメリットを享受できているとは言えないブランドがほとんどです。また、加盟後に店舗が増えることで何らかしらのメリットを受けれることが大切ですが、そういったことも考えてないようなフランチャイザー(本部)だらけです。
結論、自分達(本部)のことしか考えていないんですよね。
ここ数年、事業再構築の補助金がたくさん出ています。それらを利用してフィットネス事業に参戦してくる企業をうまく利用している案件が多発しているようですのでお気をつけください。
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