STAFFコラム

Whyの追求

今日はWhyの追求、ゴールデンサークルについて。

フィットネスビジネスにおいて、このゴールデンサークルを理解して組織を動かしている企業は少ないです。
上辺では健康に携わる仕事として価値あることを主張していますが、現実は入会キャンペーン合戦、利用者放置、指導はアルバイト任せ、挙句の果てには未利用なのに会費を請求するみたいなことばかりです。

理念や使命がお飾りになってしまうのは、Whyの追求が浅いからではないでしょうか。

・ゴールデンサークルとは・・・?

画像

図の右側の考え方です。

人は「何を:What」ではなく、「なぜ:Why」に動かされる。

多くの人は、自分達が何をしているか?するのか?は理解することができます。そして、どうやってやるのか?を分かっている人も多少います。しかし、なぜしているのか?を理解している人(組織)は驚くほど少ないのです。

多くの人(組織)が左側の外(What)から中へ(Why)のアウトサイドインの考え方になっており、インサイドアウトという、中(Why)から外(What)への考え方ができるリーダーが希少価値が高いと言われています。

そんな時、「Why」は利益だという主張がありますが、利益は「Why」ではなく、ただの結果にすぎません。

「Why」とは・・・目的:何のために、何を信じているのか、何をするために存在しているのか?みたいなことです。

このゴールデンサークルを提唱しているサイモン・シネックは、この考え方について「これは心理学ではありません。生物学的観点からです。」と主張しています。最新のホモサピエンスの脳は大きく3つに分けられており、その中の2つが関わっているとのこと。

大脳新皮質は、何を:Whatのレベルに対応しており、合理的な分析や分析的思考、そして言語を司ります。機能、メリット、事実、数値などです。しかし、行動には繋がりません。一方、How・Whyは大脳辺縁が作用します。感情、信頼、忠誠心などです。そしてそれらは行動や意思決定を司ります。しかし、言語能力はなく、言葉は扱えません。

納得感が得られない場合は行動に移らないということです。

・自分の商品を必要とする人に売るのではなく、自分が信じるものを信じてくれる人に売ることを目指すべきだと。
・単に仕事を求めている人を雇うのではなく、自分の信念を信じてくれる人を雇うことを目指すべきだと。

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