STAFFコラム

環境の変化に気づく

少子高齢化時代と言われて長年が経過しますが、実際にどのくらい進んでいるのでしょうか?
そして、フィットネスビジネスに関わる皆さんはどう感じていますか?

フィットネス事業を展開する上で人口動態は大きな要素です。また、年齢のボリュームゾーンもポイントとなってきます。成人と子供の両方のサービスを提供している事業者にとっては重要な指標となります。

ここでいくつか質問です。自分のクラブが存在する自治体の少子化具合を把握していますか?
次に人口動態を知っていますか?

把握していないようであれば、気づかないうちに環境が変化しているかもしれません。
例えば、我々が事業を展開している愛媛県松山市の出生数の推移は下記になります。

令和4年4,750人
令和3年4,821人
令和2年5,003人
令和元年5,057人
平成30年5,122人
平成29年5,191人
平成28年5,283人
平成27年5,314人
平成26年5,389人
平成25年5,443人

10年前に比べると約20%減っているのが分かります。そして現在もまだ減り続けていますから少子化はますます進んでいくでしょう。こうなると10年前と同じ方法で商売していても自ずと結果が出にくくなるのは自然です。

一方で愛媛県松山市の前期高齢者数の推移は下記です。

令和4年68,977人
令和3年67,543人
令和2年66,628人
令和元年63,110人
平成30年60,346人
平成29年58,798人
平成28年57,138人
平成27年55,137人
平成26年53,835人
平成25年52,533人

こちらは逆に約30%以上増加していますからかなりの増加率ですね。こういったビジネス環境の変化を捉えながら、現在展開している事業の方向性やこれからの事業について戦略・戦術を練っていくことが非常に大事です。現事業を継続していくとしても環境は大きく変わっていくのがこれからの時代です。方法を変えることであったり、価値の向上及び伝え方を工夫するなど何らかしらの取り組みが必要です。一番ダメなのは思うように結果が出ないことを他責にすることです。

事業の数値が思うように上がらない時は、環境も含めて色々と仮説を立てて、課題を絞り込んで取り組んでいくことが大切です。仮説を立てるには情報が必要ですが、人口動態は各自治体のホームページに掲載されていますし、事業現場に行けば仮説を立てるための情報はいくらでもありますから。「何か」が問題で今の現状になっているので、その「何か」を探っていきましょう。経験上、「環境」「人」の2つが大半を占めてくるように思います。

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