STAFFコラム

マーケティング思考と教育

マーケティングとは・・・

・必要な価値を、必要な人に届け、必要な変化を起こす仕組みづくり

です。

商品を売るための広告や調査手法と捉える人も多いかと思いますが、それは枝葉の部分であり、大きな概念を理解する必要があります。よって、売るためだけにマーケティングが使われるわけではありません。

変化を起こし、それを仕組み化するとなれば、あらゆる場面でマーケティングというのは使うことができます。
いや、これからの社会で生きていくには「マーケティング思考」は必須の能力かもしれません。

なぜなら、これまで義務教育期間(12年間)はマーケティングに触れ合うことは少ないのが現状でしたが、2022年度から少しずつではありますが変化があります。

・総合的な探求の時間

が高等学校教育で導入されました。どういことかというと「小学校の自由研究を整備したもの」というのが分かりやすいかもしれません。海外では一般的で、自分が探求したいプロジェクトを見出して、そのプロジェクトを遂行する過程で必要なことを主体的に学んでいくという学習プロセスです。プロジェクトは社会課題を始め、あらゆる分野に渡ります。

この流れはこれからも続いていくでしょう。そうなると社会に出てからの価値観も随分と変わってくるのではないでしょうか?10年後にはそういった「マーケティング思考」を持った人材が社会人となり、一緒にビジネスをする環境になります。

10年後・・・私は50歳ぐらいですかね・・・

50歳と言えば、まだまだ現役バリバリで仕事をしているイメージですので「マーケティング思考」を持っていないと、ついていけなくなるのは目に見えています。

個人もそうですが、業界としてはどうでしょうか?フィットネス業界はこの「マーケティング思考」を持った人材が少なく、これまで以上に求めれられると思います。どちらかというと、「スポーツをしていた」や「身体を動かすのが好き」という人が多いような気がします。

これは知識や技術の観点ではなく、思考の問題なので厄介です。

・あなたと話をしていても噛み合わない

といった感じになります。思考なので教わってすぐに理解実践できるものではありませんし。

戦後から考えると、初めて大きな教育改革の波が訪れています。簡単に言うと、求められる能力が変わったということで「ゲームチェンジ」と言ってもよいでしょう。

これからの10年は移行期に差し掛かり、旧プレイヤー(昭和・平成初期)と新プレイヤー(平成後期・令和)が交じりあう世の中になります。

旧プレイヤーはゲームチェンジが起こっていることを、しっかり認識しないととんでもないことになるかもしれません。旧プレイヤーの私も頑張って生き抜いていきたいと思いますし、飽和状態になってきた、パーソナルトレーナーやスタジオインストラクターとして価値を見出すための一つの要素が「マーケティング思考」です。

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