STAFFコラム

2024年のスタートからフィットネス業界に思うこと

新年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

2023年は新型コロナウイルス感染症が2類から5類相当に変更なり、経済活動や学校生活、イベント等などが概ね通常に戻っていきました。そして、2024年がスタートしましたが、いきなりの地震、飛行機事故ということで被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。

そんな中、フィットネス業界の2024年スタートはどうでしょうか?ご存知の人も多くいるかもしれませんが、1月は1年の中で最も新規入会者が獲得できる月です。そのせいか多くのクラブで入会特典を通常の月とは変更して設定しています。
ホームページやチラシ、パンフレットを確認すると、多くのクラブで「入会金0円」「月会費無料」「登録手数料無料」など0円表記がズラッと並んでいますね。とにかく今入会すると安くてお得なんです!ということをシンプルに打ち出しています。

ですが、他の月の入会特典も実は価格訴求ばかりで、特段1月だけの特典ではないのです。1月はもっと割引しますよ!ってことだけです。その代わりに「〇ヶ月は在籍してください!」という、「〇ヶ月」の期間が延びるだけです。これが多くの総合フィットネスクラブの現状で、価格訴求の追求は現場を疲弊させるだけだと思います。

私は価格訴求を全否定している訳ではありません。もちろん効果的もありますので必要なことだと思っていますが、価値があっての価格です。自分達の価値を見失った価格訴求を否定したいのです。また、顧客を欺くようなことはあってはなりません。

そんなことを新年に各社動向をチェックしている中で感じました。

1月は多くの顧客が「今年は健康管理をしっかりしよう」と意識が上がります。その時に選んでいただけるようなクラブを目指していきましょう。そのためには特典だけではなく、現場が大切です。現場に足を運んでみてください。何かヒントがあるかもしれません。

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