STAFFコラム

値引きをやめて価値を伝えよう

朝晩が涼しくなってきて運動もしやすい季節になってきました。この時期は多くのフィットネスクラブで「秋の入会キャンペーン」と題して新規入会獲得に力を入れています。その多くは入会金無料、月会費〇〇割引など価格訴求がメインとなっており、価値を伝えているクラブはほとんどありません。その結果、広告費をかけても反応が悪く、投資対効果が低いのが現状なのではないでしょうか?

価格訴求型クラブのチラシ内容

表面
・運動をしている女性のビジュアル
・入会特典を大きく掲載(価格、割引率など)
・基本情報(クラブ名、営業時間、アクセス、住所電話など)

裏面
・使える施設写真
・プログラム内容
・会員プラン

こんな感じの紙面がほとんどではないでしょうか?専門業態も似たような形のところが多いです。
クラブ名の記載がなければ、どのクラブも一緒というのが現状です。

その内容をほんの少し価値を伝えることに重点を置くだけで反応が変わるかもしれません。
・クラブを利用する価値(どんな問題、悩みが解消されるのか?)
・その価値を体験してみませんか?というオファー
・こういった体験をこんなスタッフが準備をしてお待ちしています
・クラブの歴史や想いなど

クラブがその価値に見合った運営をしっかりしていれば、反応は確実に増えてくるはずです。
もし、そんな価値が現場で体現できていないのであれば広告をする前に、価値の創造をするべきです。

自身が価値を感じていないのに広告を打って集客をしても、それは顧客をがっかりさせるだけで評判を落とすことにつながりかねません。

価値をしっかりと伝え、それを体感してもらった後に価格訴求をする流れが構築できれば、大幅な値引きは必要ありませんし、複雑なキャンペーンを考えることもないのです。特に値引きの代わりに〇ヶ月は退会できません!みたいな手法は悪手です。

後、入会金システムを敷いているクラブで、長期間に渡り入会金の徴収実績がない場合は、システムの廃止をおすすめします。顧客に真摯に向き合うことからスタートしていきましょう。


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