STAFFコラム

心理的安全性

今日は「心理的安全性」について。

最近、ビジネス関連の記事でよく見るワードで、現在問題となっている某中古自動車販売会社でも問われていることです。

簡単に説明すると組織やチームの中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態の度合いを言います。

フィットネス企業も体育会系組織が多いので散見されているかもしれません。
「上の人はこういってるけど、俺はこう思うんだけどなー」と心の中で思った時にそれを発言することができるか?何かスポーツをしていて、監督を気にせずプレーを選択することが可能か?みたいなことです。もしくは、チームメンバーとの間でも同様です。

例えば会社の会議で、この心理的安全性が保たれいるか否かが、会議の生産性や内容に関係してくる、もっと言うと「やりがい」や「働きがい」までにも影響すると言われています。自身が参加メンバーだとして、この心理的安全性が保たれていない会議だとしたら、どういったメンタルになるでしょう。

・こんな発言したら失礼かなー
・違う意見だと否定されてしまうかも
・嫌われたらどうしよう・・・

スポーツチームとして何かの試合に出場していたとします。心理的安全性が保たれいないと、どういったメンタルになるるでしょう。

・監督に怒られないようにプレーしよう
・ミスをしたら交代させられるかも・・・
・余計な指示はやめておこう

こうして考えてみると「心理的安全性」が大事だということが分かりますね。組織において本音が言えなくなると末期です。多くのことでみんなが思っているのとは逆の方向に行くことになります。スポーツなどのチームにおいては個人の成長が止まります。考えることをしなくなります。結果、チームとして悪循環になるでしょう。

この心理的安全性が低い状態とはどういうことかというと、組織やチームの中に「保たれている人」と「保たれていない人」が存在することで、保たれている人の意見や主張に傾いていくということです。一方で高い状態とは「保たれている人」のみで構成されていて、そこから当事者意識が芽生えて、チャレンジという行動を促進してくれます。チャレンジをすると必ず成功と失敗がありますから、その経験の積み重ねが成長となります。

フィットネスビジネスは過渡期を迎えており、新しい発想が必要不可欠です。しかし、旧態依然の組織風土のところが多く、過去の成功体験を拭えないのが実際です。経営陣は組織の心理的安全性を確認するところからはじめてみましょう。現状打破の糸口が見つかるかもしれません。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP