STAFFコラム

視点・視野・視座について

仕事をしているとよく視座を高く、視野を拡げて、視点を変えてなどという言葉を聞きますよね。物事を様々な観点から見ることで問題解決の方法が洗い出されます。逆にこの考え方が身についていないと、同じ失敗を繰り返してしまったり、コミュニケーション不全に陥ってしまいます。

「視点」はどこを見ているのか、「視野」はどこまでを見ているのか、「視座」はどこから(どの高さから)見ているのか、ということになります。これをビジネスに置き換えると、「視点」はどう?考えて判断するか、「視野」はどの範囲を考えて判断するか、「視座」はどの立場でどのように考えて判断するか、となります。

*一般的な図を貼付します。

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重要なのは「視座」です。視点や視野も必要ですが、視座が違っているとそもそも考えるステージが違うのと一緒です。視座が高い方が良いという訳ではありません。目的やゴール、状況を見極めて視座を合わすことが大切です。例えばトップメッセージや講話などは常に視座を高くし、視野も広く、ですけど視点は絞られている方が良いと思います。逆に各役職層が出席する会議などは、会議の主旨意図などを明確にしていないと各人の視座が違う可能性が高く、うまくまとまりません。その時にこの考え方を理解しておくと、会議の主旨意図に立ち戻ることや視座を変えてコミュニケーションをとったりすることができます。その上で、視野や視点を広く掘り下げていくのです。

会議で視点が違う発想を持っている人が少なからずいます。これは会社にとって有益だと思っていますが、視座が違う場合が多いのです。視座が合ってこその視点です。視座が合っていなくて視点も違うとなると・・・もうカオス状態です。その場合は、主旨目的などに立ち返って視座を揃えましょう。

フィットネスビジネスにおいては、現場は専門職で経営は親会社から出向、もしくはプロパーだけど現場に出ていないというパターンが多いと思います。こういった場合は両方の立場役割の人間が視座をコントロールすることが大切です。こういったことを理解せずに自己主張や安易な発言をしていると信頼を失っていきます。それも気づかないうちに・・・視座を高くする又は柔軟に高さを変更するには、やはり自己投資と素直さ・謙虚さが大切だと私は思っています。

自己投資の金額の目安は「年収の10〜15%」と言われています。

・年収400万円の場合→自己投資額:40〜60万円
・年収600万円の場合→自己投資額:60〜90万円
・年収1,000万円の場合→自己投資額:100万円~150万円

自己投資とはビジネススキル、セミナー、資格、読書、健康、身だしなみなどとします。あるアンケートでは、1ヶ月の自己投資額 1円~5,000円未満=30.7% 5,000円~10,000円=21.4% 10,000円~20,000円=15.5% という結果があり、平均すると18,488円だったそうです。目安からはかけ離れています。

日本は世界でも自己投資率が低く、大人になったら勉強しないことで有名です。であれば、逆に自己投資をしてインプット・アウトプットをすればそれなりに成功するとも言えます。上記のアンケートが本当だとすると、1ヶ月投資額が10,000円以内が約50%ですからね。

とにもかくにも、視座の高さを上げることと、それを柔軟に変えれることが大切です。高さは重要ですが、最もではありません。高さ+-柔軟(変化)です。

式は・・・・視座(高さ+-柔軟変化)× 視野 × 視点 です。

ビジネス上、コミュニケーションがうまくいかない方は参考にしてみてください。

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