組織に属しているとあらゆる場面で、意見をまとめながら合意形成していかないといけません。自分自身は絶対にこっちの方が良いのになーと思っていても、他の人から見ると別の選択肢の方が良いと感じる。それぞれの経験であったり、情報がそうさせるのかもしれません。その中でまとめていくとなると納得性がカギとなります。
意見に相違がなく、物事がトントン拍子に進んでいくことが、良い商品やサービスに繋がるとは限りません。そういった時は、他が似たようなことをしていて、効果の可視性が高くてリスクが低い案件が多いような気がします。
意見や選択肢が多い案件というのは、過去の経験則があまり通用しない場合や尖った商品・サービス企画です。
「本当にこれって売れるの?」みたいなことです。
この時に経験や一般的な世間の情報だけでは無難な判断になることが多いです。誰もが成果が出るか分からない、しかも疑問を抱いていることに対して承認することは難しいことです。
そこで大事なのが、
・顧客の生の声と圧倒的な知識です。
意見が分散する案件や懐疑的な案件については、この2つを揃えて改めて協議する必要があります。
例えば、フィットネス業界で言えば10数年前の24Hジム専門型の業態開発であったり、近々ではオンラインフィットネスの分野です。
10数年前、多くの方々が24Hジムは流行らないと経験と情報だけで判断していたと思います。しかし、極少数の人達はそこからさらに「顧客の生の声」と「圧倒的な勉強(知識)」を集めて慎重に議論を重ねて、納得性を上げていきGoとなったのではないでしょうか?
オンラインフィットネスも同様のことが言えると思います。
多くの意見、懐疑的な案件・・・そこからさらに深堀することで何か見えてくるかもしれませんね。
総合フィットネスクラブについても、各クラブが色々なことを真似しています。看板が違うだけで中身は同じです。
真似をすることは大事で否定はしませんが、一辺倒になるのは危険です。
フィットネス業界企業はそんなことを繰り返しています。効果成果の可視性が高くて意見が少ない案件は、他がもう既に取り組んで成果をあげている、もしくはベターな成果しか出ない可能性が高いでしょう。それに気づくべきです。
そういった手数を増やしていくことは大切であり、否定するものではありませんが、それだけではつまらないというのも事実です。組織はリーダー以上には成長しないとよく言いますが、人の話をよく聴き、勉強を続け、決断をする。これが大切です。
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