STAFFコラム

総合型フィットネスクラブの「強み」とは?

総合フィットネスクラブの「強み」について考えてみました。
多くのクラブがジム、スタジオ、プール、温浴施設が揃っていて何でもできることを強みに挙げていると思います。クラブのスタッフに自クラブの強みはなんですか?と質問すると大抵は上記のことが返ってきます。また、チラシやホームページ等にもそれらを全面に打ち出しているクラブも多いです。

ですが・・・

・自分達が思っている強みと一般ユーザーのニーズにかなりのギャップが出ていると私は感じています。

この自分達が思っている強みって本当に消費者が求めていることなんですかね・・・?ってズーっと思っています。それは現場を見ていても感じます。実際に入会してからジム+スタジオ、スタジオ+プール、プール+ジムと複数施設利用する人ってそんなに多くないですし、入会前もそこが決め手ってあまりないように思います。

そう考えると温浴施設は辛うじて強みに入るかなって感じです。

ここらへんのマーケティングがズーっと変わらないクラブが多いです。自分達が売りたいもの、売りたいこと、自信を持っていることを一方的に伝えてしまう。

本当の顧客の「不」は何なのか?

ダイエット、健康増進、腰痛肩こりなどなどもっと具体的なこともたくさんありますし、利便性の観点からも考えれます。これは見学体験者アンケートや入会アンケートなどから分析することができますし、一番の情報源はスタッフによるヒアリングです。スタッフによるヒアリングでしか分からない、本当の顧客の「不」あるいは「問題」が理解できます。

しかし、そういった「不」や「問題」に対して多くのクラブが色んな施設が利用できることを打ち出してしまっている・・・

その一方で、専門店や新業態は確実に顧客の「不」に対して解決策を明確に提示してマーケットを拡げています。
例えば、エニタイムフィットネスは「いつでもどこでも24時間トレーニング」「充実のマシン・設備」「納得の価格」を全面に打ち出していますし、ホットヨガスタジオのLAVAは「ホットヨガの効果」を切り口に「脳のリフレッシュ」「美肌効果」「ストレス改善」などをアピールしています。

今一度、自クラブの強みとは何なのか?を考えて、そしてそれは顧客の「不」に対してどんな問題解決ができるのか?よく協議してみてはどうでしょうか?

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