STAFFコラム

フィットネスクラブの価値を上げよう Vol End

今回で「フィットネスクラブの価値を上げよう」シリーズはひとまず終わりです。
最後に問いたいのは、現在行っている施策は顧客もしくは会員にとって誠実な方法か?自分自身に問いかけてみてください。施策とは、入会→継続→退会までの一連のサービスと考えてもらったらよいかと思います。

・過剰な入会特典と在籍制約、自動更新オプションの押し売り
・入会後のサポート体制不備=ほったらかし
・未利用者からの会費自動引き落とし
・退会時の手間


まだまだあげるとキリがありませんが、価値を上げるために改善できることはたくさんあります。
投資回収が優先で7~10年ぐらい営業できればOKという考えなのであれば、今のまま売上優先の施策でかまいませんが、クラブ運営をスタートさせる時の想いは「地域に根ざす」といった部分が少なからずあるはずです。そのためには真摯で誠実な運営を心がけなければなりません。

例えば、実体験でこんなことはないですか?あるサービスのお試しプラン(1ヶ月無料)に申し込んで使っていると、本契約が自動移行の上、無料期間が終わる前にお知らせ通知もこない。そのまま有料プランに移行してしまった。

私自身も世の中はそういうもんだと理解しています。確かに申し込み時に説明された、もしくは小さく書いてあったみたいなことですよね?!気持ちも分かるんです、そうやって解約率を下げようとしていることも。

・でも、それは真摯で誠実な方法なのか?と考え直してみてほしい

お試しで申し込んでいるのだから、終了前にお知らせするか?もしくは「どうでしたか?」と確認するのが一般的だと思います。そして、いざ解約しようとしたら「店頭のみの手続きとなりますので来場してください」や解約ページが見つからない、見つかりにくい面倒なサイト設計にしているところも多々あります。

こんなことが散見されているフィットネスクラブが残念ながら多くあります。これはフィットネスビジネスの価値を自ら下げているのと同じです。入会手続きはインターネットでできるのに退会手続きは店頭のみ未利用者やオプションお試し者の自動更新及び引き落としなどは、すぐに改善できることです。こういったことを放置していると、気づかないうちに価値を落とし顧客を裏切っています。施策を一つひとつ見直しながら、手間をかけて誠実にアプローチすることが価値を維持向上させることに繋がります。

さて、価値シリーズはいかがでしたでしょうか?価値を考えるきっかけとなれば幸いです。
フィットネスクラブの価値はサービスや指導だけではありません。今こそ、クラブの存在意義を見つめ直してみてはいかがでしょうか。

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